マイセン ブルーオーキッド

マイセン ブルーオーキッド
Orchidee auf Ast,kobaltblau decoNo.824001
ブルーオニオンと並ぶマイセンのコバルト下絵付けの代表作。
H.ヴェルナーとL.ツェップナーによる現代マイセンの代表作。
です。
マイセン ブルーオーキッド コーヒー3pcs_P18  洋食器の創美
1960年に結成された通称「5人組」についてはあらためてご紹介します。20世紀後半の新しいマイセンを発展させた芸術家5名。
造形担当ツェップナーが睡蓮の花から着想してこの新しいフォルム(グローサーアウスシュニット)を考案し、
絵付け担当ヴェルナーがこの新しい下絵付けパターンをデザインして1977年に発表されました。
マイセン ブルーオーキッドimg_05  洋食器の創美
すぐにこういうアイテムまでそろえちゃうところが洋食器の創美の大胆なところです(10年位前の写真)。ちなみに右端のゴブレットみたいなアイテム。なんだかわかります?急須の茶漉しのスタンドです。このころほんとの用途わからずに仕入れてたかも・・・。
空間の多い水墨画のような構図はまさしく日本びいきのヴェルナーの真骨頂。
下絵付けでぼかし。
これは技法的にも画期的なことで天才絵師ヴェルナーあってこその定番化といえます。
前の記事でお話したように下絵付けは修正できません。一発勝負。
形のほうも自然の観察からデザインするツェップナー作の現代マイセンを代表するフォルム。
ポットは白鳥のイメージ。マイセン ブルーオーキッド ティーポット  洋食器の創美
優雅。
スープ皿はボール状で煮物のサービスに使えます。
マイセン ブルーオーキッドimg_04  洋食器の創美
いかにヴェルナーでもそこまで見越してデザインしたわけではないでしょうが今流行りの洋食器で「和」にぴったり。
マイセン ブルーオーキッドimg_01  洋食器の創美
ティーカップも柔軟な発想で。
マイセン ブルーオーキッドimg_06  洋食器の創美
こんなアイテムまで。人気品です。これまた人気のクリストフルのお箸と一緒に撮影してみました。
マイセン ブルーオーキッド 箸置き  洋食器の創美
陶板とか
こんなアイテムも扱ってきました。時計。ゼンマイ。
マイセン ブルーオーキッド クロック&コンポート  洋食器の創美
ブルーオーキッド
じつはヨーロッパではあまり人気がないとか。現地でもすごく割高で、なんだか開き直ってるっていう感じです。
伝統的なイメージの強いマイセンですが優雅で上品な私たち日本人になじみやすい食器です(価格がなじみにくいですが思い切っちゃう価値あり)。

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